ホノルル動物園は2頭のアジアゾウをゾウ保護区に放すよう求める訴訟に直面している、とKHON2が伝えている。
動物のための市民権団体である「ノンヒューマン・ライツ・プロジェクト(Nonhuman Rights Project:NRP)」が今週提出した嘆願書は、動物園の劣悪で不自然な生活環境からゾウのマリとヴァイガイを解放することを要求している。
NRPは、2頭のゾウがより広いスペースでより健康的な生活を送れるよう、動物たちを保護区に移すための資金を提供すると述べている。また、マリとヴァイガイは野生に戻される可能性さえあるという。
NRPのスタッフ弁護士であるジェイク・デイヴィス氏は、「2頭のゾウは、頭を上下させたり、左右や前後に揺れるというステレオタイプな行動も見せている。このことが基本的に意味するのは、ゾウの環境があまりにも貧しく、成長するために必要なものが不足しており、その結果、脳にダメージを受けているということだ」と語った。
なお、ホノルル市当局は声明にて、「市はこの請願書の送達を受けていないので、現時点ではコメントできない」と述べている。
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