【ハワイニュース】子ども向けファイザー社製ワクチン4万1,700回分の配布開始 ハワイ州保健省
米疾病予防管理センター(CDC)は2日、5歳以上の子どもを対象としたファイザー社製の新型コロナワクチン接種を承認した。これを受け、ハワイ州保健局は事前に発注していたワクチン4万1,700回分の配布を開始した。複数の病院では既に投与の準備ができているという。現在、ハワイ州には11万9,473人の5~11歳の子どもがいる。
ハワイパシフィックヘルスは3日から子ども対象のワクチン投与を開始し、親または法定後見人による予約が可能になった。クイーンズヘルスシステムズでは、4日から予約の受付を開始し、5日から投与が開始されると共に、8日からは130校の小学校を対象にワクチン接種プログラムを開始する。州保健省のスポークスパーソン、ブルックス・バハー氏はKHON2の取材に対し、「ワクチン接種について、保健省は全てのプロセスを注意深く監視している」と述べた。
米小児科学会は、非常に特殊な病状やアレルギーがある場合を除き、子どものワクチン接種を推奨している。小児科医のエイミー・ハープストライト博士は次のように話した。
「子ども用のワクチンの大人用の3分の1の容量になっている。また、現在までに行われた全ての研究で、ワクチン接種で非常に効果的な抗体が得られることが示されている。新型コロナの感染予防に91%の効果があり、低用量であることから、副作用は成人よりはるかに軽度になることが予想されている。
5~11歳の子どもをセーフアクセスオアフプログラムに含めるかどうかについての最終的な決定は、まだ発表されていない。
写真:xnk _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.11.03)
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