超有名レストランも閉店へ
キング・ストリートにある「アラン・ウォン」といえばオバマ大統領などセレブも来店する超有名レストランだが、新型コロナウィルスには勝てなかった。
レストランは10月2日に終わりを迎えたが、くしくもこの日はウォン氏の64歳の誕生日でもあったとKHONが伝えている。
1995年にオープンして25年間もの間ハワイを代表してきたレストランは、屋内飲食を禁止する命令が出るなどしてレストラン業界が苦境に陥った8月から一時的に閉店していたが、そのまま終わりを迎える形となってしまった。
ハワイ・リージョナル・キュイジーヌを代表すると言っても過言ではない「アラン・ウォン」の閉店は他のシェフたちにも衝撃を与えた。
シェフ・チャイは「本当に驚いた。アラン・ウォング氏はハワイにおけるレストラン業界のゴッドファーザーのような存在だった」と述べ、シェフ・サム・チョイは「ハワイの本当の味が失われていく。地元の生産者と協力してハワイで育って収穫された本物のハワイが彼の皿には乗せられていた」と惜しむ。
しかしシェフであるアラン・ウォン氏自身がリタイアするのではない。
「時期を見て、また違うことに挑戦する予定だ。これは新しい幕開けだ」としている。
(日刊サン 2020.11.03)
シェアする