消防署 時間外労働に不正か
ホノルル消防署の署長であるマヌエル・ニーブス氏は、11月18日に行なわれる市議会予算委員会に召喚され、時間外労働の実態について質問に答えることになったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
市議会議員であるジョーイ・マナハン氏が市の財政予算局に依頼をして3月から調査が行なわれていたが、その調査の結果いくつかの問題点が見つかったためにもっと大きな問題がある可能性が否めないとして、署長の召喚となった。
消防署員の時間外勤務に関して3分の1にあたる(390件のうち128件)部分に不正が見られ、また、503時間の時間外労働に必要とされるフォームがなかったという。
きちんとした書類が添付されていないと不正かどうかを見極めることができないとし、明らかな労働時間管理のエラーだとしている。
消防署のトレーニングセンターでは、時間外労働には事前承認が必要にもかかわらずいくつかの案件では承認されていないものが見つかった。
市議会ではホノルル消防署に対する大掛かりな監査を行なって今までの記録を調べ、このような時間外労働の不正がどこまで広がっていたのか調査するとしている。
ニーブス署長は、財政予算局の調査結果に異議を唱えていない。
今度の詳細な調査には数ヶ月かかるという。
(日刊サン 2020.11.03)
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