毎年ホリデーシーズンには違法花火の問題が持ち上がるが、ハワイ州が法執行部を中心とする違法花火タスクフォースを結成したことで、その減少が期待されているとKHON2が伝えている。
オアフ島中央部と西部の住民によると、ここ数週間、近所で大音響が鳴り響くという迷惑行為が繰り返されているという。あるカポレイの住人は、「確かに怖い。犬がびっくりするし、子どもたちも驚く。時間によっては私たちも目が覚めてしまう。夜中の2時くらいのこともあった」と語った。
また、ミリラニ・マウカでは大規模な山火事が起きており、ホノルル消防署や陸軍、州兵などが消火活動にあたっているが、住民は違法花火がさらなる火災を引き起こすのではないかと懸念している。
違法花火タスクフォースは、連邦、州、郡の各レベルの法執行機関が参加している。同組織の責任者であるジョーダン・ロウ氏によると、発足から4カ月が経過した現時点ですでに変化が見られており、「かなり成功している。これまで2000ポンド(約900キログラム)以上の違法花火が押収されており、今後もさらに継続していく」と述べた。
ロウ氏は、捜査はすべての法執行機関からの情報に大きく依存しており、花火がハワイに持ち込まれるのを阻止することに重点を置いていると述べた。「我々は、船であれ航空機であれ、すべての侵入経路に焦点を当てている」
同氏は、タスクフォースが大きな変化をもたらすまでにはもう少し時間がかかるだろうとし、「私は違法花火タスクフォースに自信を持っている。優秀な人材が配属されており、戦略もある。効果があると思っている」と語った。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.11.2)