【世界のこぼれ話】ハロウィンのディスプレイを火事と間違えて通報 カリフォルニア州
カリフォルニア州のリバーサイドで31日、通行人が前を通りがかった住宅のハロウィンのディスプレイを火事と勘違いし、911に通報するという出来事があった。その家の窓からは炎と煙が見えたが、実は家主がディズニーランドの「カリブの海賊」をイメージして作ったディスプレイだった。炎のように見えたのは、送風機の風で揺れるサテンの布と赤みがかったオレンジ色のライトで、煙は側に設置されたスモークマシンから出る霧だった。
地元の消防署は、あらかじめ家主のロングスさんから自宅のディスプレイについての連絡を受けていたため、通報を受けた係員は「ハロウィンの装飾なので安心してください」と通報者に説明した。消防署は、去年のハロウィンにも「ロングスさんの家から火が出ている」と通報を受けていた。その際のディスプレイも炎が出ているように見えるものだったが、今年の炎よりは小規模だったという。
消防署によると、ロングスさんの家には火災警報システムが設置されており、本当の火災が発生した場合は911に連絡されるようになっている。
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写真 : Shutterstock
(日刊サン 2021.11.02)