週末に発生したオアフ島ミリラニ・マウカ地区の山火事は、約700エーカーに燃え広がっており、30%が鎮火されているが引き続き消火活動が行われているとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
ホノルル消防署(HFD)は、10月31日(火)の午後4時30分、地上部隊の近づけない人里離れた山間部で火災が続いているため、活動を一時中断すると発表した。
なお、火災の主要部分は、ワイカカウラ・ストリームの上の尾根を東に移動し続けている。
HFDによると、ドローンチームは日没から火災監視を行っている。また、1日(水)の午前7時に航空偵察が計画されている。
ハワイ州兵は、10月31日(火)、CH-47チヌーク・ヘリコプターで消火活動を支援した。ミリラニ・マウカ火災でホノルル消防局を支援する間、乗組員は25回の降下と合計7.6時間の飛行を行った。州兵たちは、10月31日(火)、約4万5000ガロン(約17万リットル)の水を投下した。
このほか、HFDのヘリコプター2機、米陸軍のブラックホーク・ヘリコプター1機、州森林野生生物局(DOFAW)のヘリコプター1機、米陸軍のCH-47チヌーク機1機が出動している。また、DOFAWのクルーは現場に滞在している。
なお、州兵たちは、1日(水)、HFDと緊急事態管理局(DEM)の支援を行う。
ハワイ州土地自然資源局(DLNR)の林業及び野生生物課の管理者は、上空を飛行中、火災が重い木材や、オヒアやコアの木を含む原生植生の中で燃えているのを確認した。なお、DLNRによると、この火災は現在、国有地には影響を及ぼしていないという。
HFDによると、このミリラニ・マウカの山火事に関する負傷者の報告はなく、現時点では建造物や家屋を脅かすものはないという。また、避難命令は出ていない。
しかし、HFDは、煙の影響を受ける可能性のある人に対し、シェルターかエアコンのある場所に避難することを勧めている。また、呼吸困難に陥った人はすぐに911に電話することを推奨している。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.11.1)