【世界のこぼれ話】任天堂ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ2」 1千万円で落札
1988年に発売された未開封のNES(※)ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ2」が先週、フロリダ州のビジネスマンに8万8,550ドル(約1,000万円)で落札された。
オークションハウス「ハリットグループ」Inc.がインディアナ州で最近亡くなったパトリシア・マーティンさんの遺品整理を依頼され、社員の1人が彼女の家を訪れた。その際、ウォークインクローゼットの奥で任天堂のゲームの箱をいくつか発見した。一見したところ、それらは単に古典的で懐かしい任天堂のゲームソフトだった。スーパーマリオブラザーズ、ダックハント、QIXなどのソフトに加えNESゲーム機の本体も発見されたという。テストのためテレビにNESを繋いで起動させゲームソフトをセットしたところ、正常に作動することが確認された。
発見されたソフトのうち「スーパーマリオブラザーズ2」だけは未開封な上にとても良い状態だったため、テストは行わなかった。そのまま専門家に送り調査を依頼したところ、「ほぼ新品同様」を意味する9.8 A +の評価が付けられた。
今年の夏にも同じようなことがあった。7月9日、「ゼルダの伝説」が世界最高値の87万ドル(9,900万円)で落札された。12日には1996年発売の未開封のゲームソフト「スーパーマリオ64」が156万ドル(1億7,800万円)で落札され、わずか3日で世界最高値の記録が塗り替えられた。
(※)アメリカ版のファミコンのことで、Nintendo Entertainment System の略。
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写真 : Andrey Armyagov _ Shutterstock
(日刊サン 2021.11.01)