【ハワイニュース】ハワイ市場の住宅ローン金利、7%で平準化 住宅購入、どうすべき?
ハワイ市場の住宅ローン金利が20年ぶりに7%に達した。KHON2は、これから住宅を購入する人が知っておくべき事柄について専門家らの意見を求めた。
不動産業者の「エレメント・モーゲージ」は、ハワイ州で住宅を購入する人は「期待値を下げる」必要があると考えている。同社住宅ローン貸付を担当するニッキー・クルーズ氏は、次のように述べた。
「住宅ローン金利が上がったということは、80万ドル(約1億2千万円)の予算で物件を検討していた人が、60万ドル(約8,900万円)ほどの物件に下げなければならないことを意味する。ファミリー用の物件を購入するのは難しくなるかもしれない。住宅ローンを7%に固定すると、ローン期間中は金利が変わらないということになるからだ。
調整可能な金利を設定する場合、5年間は固定金利となるが、その時点での市場の上限に基づいて調整することができる。一部の人にとっては、調整可能な金利の方が良い場合もある。特に購入予定の住宅に永住するつもりではない場合、あと2、3年間様子を見てから考えるのも良いかもしれない」
「EXPリアルティ」の アンバー・リッチ氏は次のように考えている。
「ハワイの強力な売り手市場は横ばいになり始めており、中には既成概念にとらわれずに購入を考えている人もいる。顧客の何人かは、より高額な住宅ローンを組めることを証明するため、両親や兄弟姉妹と共同署名をしている。売却するため、手数料の引き下げを申し出る不動産業者もいる。
一方で、金利が上がるということは、その後、借り換えローンが可能になることを意味する。住宅を今すぐ購入する必要がある人には、今は金利をしっかりと守ることをアドバイスしたい」
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.31)