テネシー州にあるナッシュビル動物園で、3頭のスマトラトラの赤ちゃんが誕生したとAP通信が伝えている。
ナッシュビル動物園は、メス2頭とオス1頭が20日(金)に誕生したと発表した。同園でスマトラトラが誕生したのはこれが初めてだという。子トラの母親である9歳のアンは、昨年12月にサンディエゴ動物園からナッシュビル動物園にやってきた。
スマトラトラはインドネシアの熱帯雨林に生息している。国際自然保護連合は、生息地の損失と密猟により、深刻な絶滅の危機に瀕している種に指定しており、現在生きている個体は世界で600頭以下であるとしている。
ナッシュビル動物園の獣医師は、26日(木)に子トラの定期検診を行った。同園は28日(土)にフェイスブックにて、「3頭とも元気で、今は室内の巣穴で母親のアンと一緒に過ごしている」とコメントを発表した。
子トラの父親であるフェリックスは、アンや子トラたちから引き離されており、ナッシュビル動物園のタイガー・クロスロード展示場にいる。
なお、今年7月、サンディエゴ動物園のサファリパークでも2頭のスマトラトラが生まれている。
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