土曜夜の不思議な光の正体は?
10月24日土曜日の夜10時ごろ、ハワイで空を見上げて不思議な明るい光が動いていくのを見たという人は一人ではない。
ハワイ州の各島でこの不思議な光の目撃したという人々がいて、飛行機か、流れ星だろうと思った人も多いようだが、UFOかと思った人もいるようでちょっとした話題となっている。
ハワイ島とマウイ島からはよく見えたという、その光の正体についてKHONが伝えている。
マウナケア展望台の天体専門家は次のように解説している。
「おそらくは、2008年に中国がベネズエラのために打ち上げた通信衛星から切り離された部分が大気圏に突入してきて燃えたものだと思われる。ロケットは不要になった燃料部分を切り離していくが、その部分は年月が立つと宇宙の中で劣化して崩れていく。その軌道がハワイ諸島の近くを通っている」と主席科学者であるジョン・オミーラ博士が述べた。
展望台局長のメアリー・ベス・レイシャック氏によると「もちろん100%確実な話ではないし、その燃えかすがあるわけではないが、光のパターンと軌道マップから考えて、切り離されたバネサット1号の部分の大気圏突入時の光だと思われる」ということだ。
(日刊サン 2020.10.26)
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