世界最高齢の犬としてギネス世界記録に登録されている31歳の犬が死亡したと、飼い主が22日(日)に発表したとAP通信が伝えている。
飼い主のレオネル・コスタさんによると、ボビと呼ばれるこの番犬は週末に動物病院で息を引き取ったという。
ボビは、ポルトガルのコンケイロス村の農場で、コスタさんと4匹の猫とともに暮らしていた。1992年5月11日、飼い主がまだ8歳のときに生まれた。今年初めのインタビューで、コスタさんはAP通信に対し、ボビの長生きの秘訣はおいしい食べ物と新鮮な空気、そしてたくさんの愛情だと語っていた。ボビはコスタさんたちと同じものを食べ、一度も鎖につながれたことがなかったという。
ボビは、1939年に29歳で死んだオーストラリアの牧畜犬ブルーイからギネス世界記録を譲り受けていた。
ギネス世界記録の関係者は23日(月)、「世界最高齢の犬、ボビの死を知り、悲しんでいる」と述べた。ボビは31歳と165日生き、21日(土)に永眠した。
ボビはラフェイロ・ド・アレンティジョという純血種のポルトガル犬で、この犬種の平均寿命は10年から14年だという。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.10.24)