レストランカードの売買は不可
ハワイ州では失業者救済とレストラン業界の支援を兼ねた新型コロナ対策として、500ドルのレストランカードを失業保険を受け取っている人々に配布した。
レストランやベーカリー、ケータリングにも使えて、大きな成功を収めているが、問題も起こっているとKHONが伝えている。
インターネット上でこのレストランカードの売買が行なわれているというのだ。
そのためハワイ州当局が、カードの売買をしないようにと警告している。
レストランカードは貨幣として使う目的ではなく、あくまで仕事を失った人々とその家族、そしてレストランを救済するためにある。
もし売買されたことが明らかになった場合には、カードを取り上げられるか使用停止になるという。
フェイスブックやクレイグズ・リストといったウェブサイトで「レストランカード売ります」という投稿が見られた場合には、カードを使用停止する対応がされるため、買い手はお金を払ってもカードを使用することができなくなる。
そういう投稿には、コストコやスーパーでの買い物にも使えるなどと書かれている場合もあるが、そんなことはない。
何よりも、このカードを使用するには身分証明書が必要なのだ。
先週始まったプログラムだが、当局によると週明けの月曜日には、およそ1,000枚のカードが売買されて、使用停止となったという。
カードを買っても使用できなくなる可能性が高いので、決して買わないようにとカード管理を担当しているグエン・ヤマモト氏は述べている。
(日刊サン 2020.10.22)
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