【世界のこぼれ話】エッフェル塔に取り残されたカップルがプロポーズ フランス
19日(木)、エッフェル塔に登っていた男性を警察が逮捕したため、観光客は一時的にエッフェル塔の頂上で足止めを食らったが、その中にはAP通信のレポーターと、ワシントンD.C.からのカップルがおり、カップルはその間に結婚を決断したという。
AP通信の報道によると、アミール・カーンさんは19日(木)の夜、人混みから離れたパリの庭園でキャット・ウォーレンさんにプロポーズする予定だった。しかし、塔に登った男性のせいでエレベーターが一時的に停止し、人々が頂上に足止めされてしまったため、カーンさんはサプライズを決行することにしたという。
コネチカット州出身のAP通信ジャーナリストであるパット・イートン=ロブ記者も、塔の上で立ち往生していた。カーンさんは同記者に対し、「想像していたより長く足止めされるかもしれないと思った。彼女はいつもエッフェル塔の上か下でプロポーズされたがっていた。だから、『今がその瞬間だ』と思った」と語った。
気になるウォーレンさんの答えは? もちろん「イエス」だ。ウォーレンさんは笑いながら、「彼は、私がイエスと答える高確率のチャンスを手にしていた」と語った。
それに、1083フィート(330メートル)のタワーの頂上に閉じ込められたとき、誰がどうやって「ノー」と言うことができるだろう? もしそうなっていたら、「他の誰かが今日エッフェル塔に登っていたかもしれない」とウォーレンさんは冗談を言った。
パリのランドマークであるエッフェル塔のコミュニケーション・ディレクターであるアリス・ブナルドー氏によると、登頂を試みた男性は塔の2階と3階の間で発見されたという。消防士の登山専門チームが男性を誘導し、警察が逮捕した。その後、この男がアメリカのシンガーソングライター、ビリー・アイリッシュに関する横断幕を持っていたとの報告を受けたという。
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画像:photo-ac.com
(日刊サン 2023.10.20)