一部のカウアイ島住民の強い反対にもかかわらず、開発業者の「リーフ・キャピタル・パートナーズ」は、「ココ・パームス・リゾート」の再建計画を進めており、年内にも取り壊しが開始される見込みであるとKHON2が伝えている。
リーフ・キャピタル・パートナーズは18日(水)の夜、コミュニティ・ミーティングでこのプロジェクトに関する説明を行ったが、一部の住民が反対をあらわにし、「プロジェクトについて聞きたくない、ホテルはいらない!」と叫び始めたことで会合は中断、終了された。
コミュニティ団体「イ・オラ・ワイルアヌイ」の活動家であるファーン・ホランド氏は、「この会合は、明らかにコミュニティが望んでいないことを望むよう、説得するために行われた」と述べた。
象徴的なココ・パームス・ホテルは、ハリケーン・イニキがカウアイ島を襲った後、30年以上も廃墟のまま放置されている。ユタ州を拠点とするリーフ・キャピタル・パートナーズは、これを350室のホテルとして再建する計画だ。同社の最高財務責任者(CFO)であるジョン・デイ氏によると、このプロジェクトの前進を望む住民も多く、数週間後には取り壊しが始まる予定だという。「彼らはココ・パームスにある不健全な建造物が取り壊されることを望んでおり、私たちは地域社会のためにそれを実現できることに大きな期待と喜びを感じている」
これに対し、ホランド氏は、「ここは間違いなく文化的遺跡として保存されるべき場所であり、他のホテルは必要ない」と述べ、さらに、島には十分な労働者がいないことも付け加えた。
4月、土地自然資源局(DLNR)は77本のヤシの木を伐採したとして、開発業者に作業の中止を命じた。当時同局は、それが許可取り消しの根拠になりうるとしていたが、デイ氏は、「この土地のリース契約は、病気の木を取り除くことを含め、近代的な育樹方法に従って林を維持することを認め、義務づけていると考えている」と述べている。
DLNRは、この件について、現在調査中だとしている。
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