観光客の違反が続出
10月15日から州外からの訪問者を対象とする事前検査プログラムが開始され、観光客がハワイに訪れるようになったが、様々な違反が続出しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ホノルル警察の発表によると、15日の観光再開から5日間で4,500件の警告と470件の違反チケットが切られ、数人の逮捕者が出ているという。
ほとんどがマスク着用をしていないとか、社会的距離をとっていないというものだ。
現在オアフ島では、家の中とオフィスのデスクで仕事をしている時以外は屋内でもマスク着用がルールだ。
屋外であっても、社会的距離が保持できないのであればマスク着用は必須だ。
カーク・コールドウェル市長は「観光業界がルールについて観光客に周知を徹底していない」と批判している。
市会議員のトミー・ウォーター氏は「飛行機が到着する前に、ハワイでのルールについてのビデオを見せることができたらいいと思う」と述べた。
ハワイ宿泊観光協会のムフィ・ハネマン氏は「ホテルは宿泊客を対象としてハワイでのルールを周知させる対策をとっているが、宿泊客の行動について強制することはできない」という。
ジョッシュ・グリーン州副知事は「州としては観光客に対してできるだけの周知をしている。到着したときにハワイでの滞在期間中にはマスク着用が必要だと明確に伝えている」と述べている。
(日刊サン 2020.10.20)
シェアする