COVID-19の大流行でハワイの観光経済がストップした後、業界が力強く回復したのと同様に、西マウイでもタイムシェアの稼働率は感謝祭までに80%から90%に達すると関係者が予想しているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。一方、西マウイのホテルの稼働率については、マウイ・ロッジング&ホテル協会のエグゼクティブ・ディレクター、リサ・ポールソン氏によると、感謝祭までに60%から75%、もしくはそれ以下にしかならないと予想されているという。
この予測の違いは、利用者の違いを反映しているという。タイムシェアもホテルも、連邦政府の救援隊員や避難者を受け入れており、旅行者の割合はかなり少ない。しかし、タイムシェアは、高齢で引退したタイムシェアのオーナーや会員、家族連れの外国人旅行者がすぐに戻ってくると予想している。ポールソン氏は、「ホテル業界とは異なり、タイムシェアは別物だ。COVIDの時でさえ、そしてその直後でさえ、タイムシェアは90%まで上昇した」と語っている。
タイムシェア業界を代表する業界団体のアメリカン・リゾート・デベロップメント・アソシエーションの社長兼CEOであるジェイソン・ギャメル氏によると、マウイ島のタイムシェアは通常、ホリデーを控えた旅行者の少ない谷間のシーズンであっても、年間を通して90%前後で推移しているという。
火災の後、マウイのタイムシェア業界は会員と協力し、予約をキャンセルしたり、滞在を短くしたりしてもペナルティーを受けないようにした、とギャメル氏は言う。
マウイ島には29のタイムシェア・リゾートがあり、そのほとんどがカアナパリとその北部にある。ギャメル氏は、マウイ島では2500人から3000人の従業員が、8日(日)の西マウイの観光再開に向けて準備を始めており、「今、オーナーが戻り始めている」と語っている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.10.18)