ホノルル鉄道の今後は?
カーク・コールドウェル市長は連邦交通省に対して、ホノルル鉄道の建設予算は11億ドルとなり2033年まで完成することはないだろうと報告を行なったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
2012年に始まったホノルル鉄道プロジェクトの当初予算は5.2億ドルだったが発表のたびに超過となり、その後8.3億ドルと発表され、1カ月前には9.1億ドルとホノルル高速交通公社が発表していたが、今回市当局は11億ドルを見込んでいることが明らかになった。
ホノルル鉄道には連邦政府からの補助金が一部当てられる予定だったが、度重なる予算変更とスケジュール変更のために、決められた予算内で期限を切って完成させられるというきちんとした計画を提出するまでは補助金の支払いを連邦政府から差し止められている状態だ。
その報告提出の期限である2020年12月末日が迫る中で、市当局は連邦政府に対して2億5000万ドルの補助金を切るかどうかの決断をするための期限をあと1年延長してもらいたいという手紙を送っている。
一方、ホノルル高速交通公社は、ホノルル市当局とは別に、少ない予算で短い期間内で完成する計画があると11月17日午後に発表したが、具体的な数値は提出できていない。
ホノルル高速交通公社の代表であるアンドリュー・ロビンズ氏と彼のスタッフは、ホノルル市長と取締役会の大部分と対立する構図になっている。
ホノルル市議会の予算委員会は来週火曜日午前10時から特別委員会を開催し鉄道の予算問題について検討することになっている
写真:Eric Broder Van Dyke / Shutterstock.com
(日刊サン 2020.11.18)
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