新型コロナのワクチン ハワイでは?
新型コロナウィルス感染症ワクチンの開発では、先週のファイザー社の発表に続き、モデルナ社が臨床試験でウィルスの抑止に94%効果があるという結果を今週発表した。
その中でハワイで懸念されているのが、これらのワクチンをどのようにしたら安全に効率的にハワイへ輸送し、保存できるかという問題だ。
ファイザー社のワクチンもモデルナ社のワクチンも共に非常に脆く、ファイザー社のワクチンは、ドライアイスを必要とする華氏マイナス94度という超低温での保存が要求されている一方、モデルナ社のワクチンは華氏マイナス4度という通常の冷凍庫での温度で保存可能なため、モデルナ社のワクチンはハワイにとって非常に好ましいとされているという。
ジョッシュ・グリーン州副知事によると、もしアメリカ食品医薬品局が承認した場合に45,000回分のワクチンを受け取ることができるようになるとしている。
まずは、高齢者、医療機関従事者、救急隊員に対する接種が先に行なわれることになるだろうという。
これらのワクチンは生きた菌を使用していないため、ワクチンによって新型コロナウィルスに感染することはないが、問題は、どれだけ長い期間免疫状態が続くのかということだ。
ワクチンを摂取しても免疫力の継続期間については現時点では明確になっていない。
写真:Giovanni Cancemi _ Shutterstock.com
(日刊サン 2020.11.18)
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