タイニーホーム・ビレッジはハワイの緊急住宅として人気があるが、非営利の「マウイ・ホームレス・サービス・プロバイダー」で長年リーダーを務めるマウデ・カミング氏は、8月8日にマウイ島西部の町を焼き尽くした山火事で避難した多くのラハイナ住民を一時的に収容する「オハナ・ホープ・ビレッジ」プロジェクトのアイデアを追求している。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、カミング氏は、簡易キッチン、バスルーム、スクリーン付きのラナイ(ベランダ)を備えた85軒の家をカフルイに開発し、今後2年間、場合によってはそれ以上の期間、被災者が無料で利用できるようにすることを目指しているという。
各住宅の設計では、ラナイ部分を除いた屋根付きの居住面積は256〜416平方フィートとなる。これは標準的なホテルの客室と同程度であり、最近ハワイで開発されたワンルームや1ベッドルームの手頃な価格の住宅に匹敵する。ハンガリーから輸入された20×8フィートの折りたたみ可能な鉄骨構造からなるモジュール式のメイン・リビングと、簡易キッチン、バスルーム、そしてマウイ島で建てられた伝統的な木組みのラナイで構成されている。
このオハナ・ホープ・ビレッジの総工費は、寄付された労働力と資材を除いて2000万ドル(約30億円)と見積もられている。かなり壮大な規模であり、公共インフラの接続が容易でない土地にあるため、大きな困難と遅れが生じている。
カミング氏がCEOを務めるファミリー・ライフ・センターは、以前、9月4日(月)までに34戸の住宅を備えた第1期をオープンさせることを目標としていたが、今月末にずれ、さらに直近では11月末に延期された。
第一段階の中枢となる最初の一群として、6戸の住宅と一部輸送用コンテナで作られたコミュニティ・センターが建設されている。カミング氏は、これらが完成すれば、より早く住宅を増やすことができると期待しているという。また、構想中のコミュニティには、他にも庭園や遊び場が計画されている。
なお、オハナ・ホープ・ビレッジへの入居申し込みはすでに120件を超えている。
オハナ・ホープ・ビレッジの詳細はこちら。
https://ohanahopevillage.com/
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