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【ハワイニュース】ハワイ島でマグニチュード5の地震観測 オアフ島でも揺れ 14日午前 

ハワイ島で14日朝、2回の地震が観測されたとハワイ・ニュース・ナウが報じている。ハワイ火山観測所(The Hawaiian Volcano Observatory: HVO)によると、地震の規模は1回目はマグニチュード4.62回目はマグニチュード52回目の地震は、1回目の地震からわずか24秒後に観測された。

地震はハワイ島南部パハラ地域南のマウナロア山南東側面近くで観測され、震源の深さは4.6マイル(7.4キロメートル)。オアフ島の一部地域でも揺れが観測された。この地震後に発生した数回の余震のうち、最大規模のものはマグニチュード4.0だった。HVOによると、余震は今後数日間続く可能性がある。

この地震により、島内の一部の地域で物損などの軽微な被害があったほか、一時的に停電が発生した。ハワイ郡民間防衛局のタルマッジ・マグノ局長によると、ハイウェイ11で落石があり、パハラ地域の「ハーケス・ジム」で天井の一部が崩壊したという。同地域にある「ミズノ・スーパーレット」の従業員らは、「食料品の棚から商品が落ちた。地震後は店を閉めて片付けをした」と話した。

HVOは、「現時点では今回の地震が活火山であるマウナロア山に直接関係があるかどうかは不明」とする一方、周辺住民に避難の準備をするよう勧告している。HVOに所属する地震学者のKen Hon氏は、「2回の地震は短時間で連続発生したため、強さに波のある1回の地震のように感じられた。また、揺れた時間は通常よりもはるかに長かった」と話した。

マウナロア山が最後に噴火したのは1984年。米国地質調査所(The U.S. Geological Survey)によると、再び噴火した場合、北東側からの溶岩の流れはヒロ地域に到達するまでに数週間かかる。一方で、南西の地溝帯に火口が開いた場合、溶岩は噴火後数時間で海に到達すると予想されている。1950年の噴火では南西に火口が開き、溶岩は3時間で海に到達した。

ハワイ島では先週から地震が頻繁に発生しており、現在、マウナロア山頂のバックカントリーが閉鎖されている。追って通知があるまで閉鎖は続く見込み。ハワイ島の地震や火山についての最新情報は以下のリンクまでアクセスを。

ハワイ郡市民防衛局 火山ハザードページhttps://www.hawaiicounty.gov/departments/civil-defense/eruption-related-information

ハワイ火山観測所 最新ステータスレポートhttps://www.usgs.gov/volcanoes/mauna-loa/volcano-updates?utm_medium=email&utm_source=govdelivery

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.10.17)

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