マウイ郡は14日、郡内141の公的施設での水や電気などのエネルギー消費量を削減するプログラムで、民間企業「ジョンソン・コントロールズ」と20年間の業務委託契約を締結したとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
この契約では、同社は各公的施設のLED照明設置、電気自動車の充電ステーション設置、配管器具の交換などの作業を請け負う。当局によると、このプログラムにより7300万ドル(約108億4千万円)の公的費用が削減される見込み。
マウイ郡のマイケル・ビクトリーノ郡長は「納税金額の削減、地元の雇用創出、CO2排出量削減などのほか、低所得者向け住宅に供給される水をきれいにするなど、さまざまな効果が期待される。また、化石燃料への依存を減らすことは石油タンカーに使う資金を住民の雇用に充てることを意味する」と述べた。
ジョンソン・コントロールズのエリアオペレョンマネージャー、ロン・ヤン氏は、「この契約では、郡の年間のエネルギー消費量における一定量の削減が保証されている」と話した。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.17)