アメリカ政府は12日(水)、5歳以上の子どもを対象として新型コロナウィルスの最新ワクチンの追加接種の承認を発表したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
もうすぐ到来する冬に向けて感染を拡大させないための対応策として、追加接種を広めたい考えだ。
12歳以上を対象に行われている最新のワクチン追加接種はオミクロン変異株に対応するためのもので、先月からアメリカの全土で実施されている。政府関係者は多くの人々が集まる機会が多くなるホリデーシーズンの前にさらなる防護策として追加接種をするよう推奨している。
アメリカ食品医薬品局(FDA)が今回承認したのは、5歳から11歳を対象とするファイザー社製と6歳以上を対象とするモデルナ社製だ。これで小学校に通う子どもたちがオミクロン変異株対応の追加接種を受けることができる。
これまで何度も追加接種が行われていることで、アメリカ国民の中には再度の追加接種に対して以前ほど緊急性を感じなくなっている人々がいる中で、医療関係者は「これからのホリデーシーズンで感染者に接触する機会も増えます。重症化を避けるためにも追加接種を受け、オミクロン株に対する免疫力を高めておくことが重要です」と、追加接種の重要性を強調している。
今まで3度目および4度目の追加接種を受けた人々も最新の追加接種の対象者となる。
先週の時点で最新接種を受けたアメリカ人は、たった1,300万人にとどまっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.12)