Kポップや韓流ドラマなど、韓国の文化やライフスタイルがアメリカに進出してきているが、韓国企業による米国内への投資も増加傾向にあるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

ソウルの韓国国際貿易協会センターのチョ・ソングデイ氏は、「トランプ政権やバイデン政権を通じて、韓国企業によるアメリカでの投資は増加しており、特に半導体、電気自動車、蓄電池の分野では顕著だ。今後も大きな投資は継続して行われると考えている」と述べている。

州ビジネス経済開発および観光局（DBEDT : Department of Business, Economic Development and Tourism）によると、韓国はハワイの海外輸入国の第2位で、海外輸出先としては第6位となっている。

自動車部品、燃料、食料、化粧品など多くの物資が韓国から輸送されている。

また、ハワイは韓国人の新婚旅行先として第1位に挙げられており、パンデミックで激減したものの、今後は回復すると見られている。

韓国は、新型コロナ感染対策として厳しい旅行規制を行っていたが、最近緩和されたばかりだ。

これまで韓国人はアメリカへの旅行にビザを必要としていたが、今ではそれもなくなり、両国民は自由に行き来することができるようになっている。

韓国の航空会社は、ハワイを含むアメリカへの運航を増便しており、グアムやサイパンへの直行便も開始した。

また、米国内の電気自動車販売数で、ヒュンダイ（Hyundai : 現代自動車）はテスラに次いで第2位となっており、今年はじめには米国内に巨大投資を行うと発表している。

ハワイでは電気自動車数が2万台を超え、全乗用車の2％を占めているという。

炭素排出削減目標を達成するために、今後も電気自動車の普及は進むと見られている。