ボブ・アーンさんと夫人のヘレンさんは、これまで31年間、ボランティアを続けている。
自分たちの車で、支援を必要としている人々に毎週食料を配達するという活動だ。
「地域コミュニティと高齢者の手助けをしたいだけです」とボブさん。
ヘレンさんは、「私の両親はいつもこう言っていました。ちょっと余裕がある人は、もうちょっと与えないとね、と。そういう風に育てられたのです」と語っている。
2人が参加しているのは「ラナキラ・ミールズ・オン・ホイールズ(Lanakila Meals on Wheels)」という団体で、オアフ島内で自宅から出かけられない高齢者や、障害のある人々に無料の食事を配達するというサービスを行っている。
基本的には、牛乳、パン、新鮮な果物などだが、必要に応じて冷凍された調理済みの食事を配達することもある。
サービスを利用しているユージーン・ライスターさんは、「歩けないので、食事の支度は本当に困難な作業なのです。そして私には、それをしてくれる身内がいません」と述べている。
同団体では、これからのホリデー・シーズンの準備のために、およそ150人のボランティアを必要としているとKHON2が伝えている。
興味のある人はこちらから。
https://www.lanakilapacific.org
ヘレンさんは、「良いことをしていると思います。配達先の人たちは、あまり外部の人と会って話をすることがありません。時には、私たちがその週に初めて会う人間だといったこともあります。多くの人が支援を必要としています。もし時間があるなら、人々を助ける方法はたくさんあります」と語った。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.7)