ハワイ島は事前検査プログラムに不参加?
10月15日より州外からの訪問者を対象とする事前検査プログラムが開始され、コロナ感染に対する陰性結果を提示すれば14日間の自己検疫を免除されることになる。
ハワイ島市長のハリー・キム氏はこのプログラムに参加しない可能性があることを表明したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
これにより、10月15日以降にアメリカ本土からの旅行者がハワイ島に到着した場合には、たとえ事前検査を受けて陰性結果を提示したとしても14日間の自己検疫を免除されないかもしれないこととなる。
ハワイ島では10月3日に一日の新規感染者数が43件と最高を記録しており、ヒロ・メディカル・センターでは累計死者数が32となった。
キム市長は「経済を再開したいとみんなが思っているが、今はハワイ島の人々の声明を危険に晒すリスクをとるときではない」と述べた。
10月5日にはデビッド・イゲ知事がプログラムに参加するかしないかの決断は各島の市長に委ねるとしており、到着後の再検査を全訪問者に行なうべきではないかというカウアイ市長からの提案については実施しないと述べている。
カウアイ島では市長の決断で、独自に再検査を行なうとしている。
マウイ市長の報道担当者によると「ヴィクトリーノ市長は州知事と協力しながら検討を続ける」としている。
一方、島間移動については現在も変更はなく、オアフ島から隣島に到着した場合には14日間の自己検疫が求められている。
10月15日が迫っている中で、イゲ知事は島間移動の規制について各市長を検討して今週半ばには発表したしたいとしている。
(日刊サン 2020.10.06)
シェアする