町の大部分を焼き尽くした致命的な山火事から約2カ月が経ち、ハワイ州および連邦政府機関は、ラハイナ港からボートの撤去を開始したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
米国沿岸警備隊と州保健局、州土地自然資源局で構成される「統合司令部」は、段階的な対応を実施しており、港の捜索とマッピングを行い、水中の瓦礫や汚染物質を記録しながら、港からの撤去を試みている。
沿岸警備隊第14区は4日(水)のニュースリリースにて、統一司令部と請負業者の「グローバル・ダイビング&サルベージ」社がラハイナ港で「船舶の回収と撤去」作業を開始したと発表した。回収された船は一時的な待機場所として使用されている近くの駐車場に移され、各所有者にボートが引き上げられたことが知らされるという。
発表によると、これまでに2350ガロン(約8896リットル)以上の石油製品、複数のバッテリーを含む200ポンド(約91キロ)の危険物、8隻の船舶が港から撤去されている。
沿岸警備隊は、「対応チームはこの引き上げ作戦を慎重に計画し、海洋生態系の保全を最優先として任務を遂行している」と述べている。チームはまた、この歴史的な地域における船舶や瓦礫の回収について、文化的、考古学的な専門家によるアドバイスを受けているという。
統一司令部は、影響を受けた船舶の所有者や運航者と連絡を取るため、ハーバー・コーディネーション・グループを創設した。船舶の所有者と操舵者は、ハーバー・コーディネーション・グループにEメールにて連絡することができる。メールアドレスはこちら:[email protected]
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.10.6)