観光再開に異議あり
10月15日から州外からの訪問者に対する出発前事前検査プログラムが開始されることになっているが、一部の人々から反対の声が上がっているとKONが伝えている。
10月1日には、州上院議員数名が連名でデビッド・イゲ知事に宛てに文書を提出した。
ハワイへの直行便が到着する全ての空港で訪問者全員にテストをするべきだという。
「72時間の出発前検査と到着後の体温検査では感染者がハワイに入ることを検知することは困難だ。現在の計画では住民と訪問者の感染数が増加して、今度は経済的に破産となる3度目のロックダウンとなってしまう」
上院議員たちは、6日間の自己検疫中に再検査を行なって再度陰性が確認されたら検疫を終了するというものだ。
現状では、事前検査を受けて陰性だった訪問者と事前検査を受けていない訪問者がフライト中に隣り合わせになる可能性があるため、航空会社にも何らかの措置を要求するとしている。
一方、ジョッシュ・グリーン州副知事は現行のままで問題ないとしている。8,000人から1万人と予想されている訪問客を全員再検査するためのキャパシティがハワイ州にはない。
さらにハワイへの観光客のほとんどは7日間から8日間しか滞在しないため、6日間の自己検疫を行なえば誰も来なくなり観光再開とならないという。
「ホワイトハウスの状況を見てほしい。毎日検査をしているが、マスクをしていない。2度も3度も検査をしても感染するのだ。感染しないために重要なのはマスク着用や社会的距離を徹底するということだ」
(日刊サン 2020.10.06)
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