ミズーリ州の高校教師が、給料を補填するためにポルノサイトに出演していたことが発覚し、停職処分になったとAP通信が伝えている。

セントクレア高校で英語を教えていたブリアナ・コッページ元教師（28歳）は、彼女の教師としての日々はおそらく終わったが、危険は承知していたことを認めている。

コッページ元教師は地元メディアに、2人の学校管理者から事情聴取を受けた後、停職処分を言い渡されたと語った。学区が調査している間、学校の電子メールやその他のソフトウェアへのアクセスは停止されたという。彼女はインタビューにて、「いつ発覚するかわからないような、いつも頭の上に雲がかかっているような感じだった」と語った。また、停職の2週間ほど前から、この件が人々に知れ渡っていると聞いていたため、この日が来ることは分かっていたと語った。

カイル・クルース教育長は、声明の中で、「最近、ある従業員が不適切なメディアを1つまたは複数のインターネットサイトに投稿した可能性があると通告された」と述べた。同教育長は、この件について包括的な調査を行うため、学区は法律顧問を雇ったとし、「調査の結果取られる措置は、理事会の方針に従い、顧問弁護士の指導を受けることになる」と述べた。

セントクレア高校はセントルイスの南西約55マイル(約88キロ)に位置し、約750人の生徒が在籍している。

コッページ元教師は、2年目の教師としての給料を補うため、ウェブサイト「OnlyFans」に参加したという。地元紙の公開給与データベースによると、彼女は1年生と2年生に英語を教え、昨年の給与は約4万2000ドルだった。彼女は、同サイトの出演で月に8000ドルから1万ドルの追加収入を得ていたという。また、同サイトを選んだのは、コンテンツが購読者のみに公開されており、自分の身元を守るのに役立つと考えたという。学区がどのようにして彼女のアカウントを知ったのかはわからないが、校内にいる間に撮影されたり投稿されたりしたコンテンツはないと主張している。

しかし、コッページ元教師によると、彼女のアカウントは、噂が広まり始めてから約100人の新規購読者を獲得したという。彼女は購読料を2倍以上にし、サイトへの投稿を続けるつもりだとしている。「OnlyFans」に参加したことを後悔はしていない、セックスワークが恥ずべきものだとは思わないとしながら、「おそらくもう教壇に立つことはないだろうことは重々承知している。そのことは悲しい。生徒がいなくて寂しい」と語った。