1日(日)の約3時間、西マカハへの唯一のアクセス経路である橋が、架け替え工事のために一時的に閉鎖されたが、無事に工事作業が遂行されたとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
午前9時から11時まで、古い木製の橋に代わって、新しい鋼鉄製の橋がスライドして架け替えられた。作業中の約3時間は西マカハへの往来ができないため、もし地域内で非常事態が起きても、救急車両が入ることができない。
ホノルル救急サービス(EMS)の救急隊スーパーバイザーであるサニー・ジョンソン氏は、「これは我々にとって非常にユニークな状況だった。多くの計画と準備をする必要があった」と語った。
ホノルルEMSとホノルル消防署(HFD)の部隊は、橋のカエナ・ポイント側で準備をして待機し、ワイアナエ側でスタンバイしていた。ジョンソン氏は、「彼らはトリアージもできるし、銃創の治療もできるし、呼吸チューブの挿入や心不全の対応もできる」と付け加えた。入院が必要な場合は、ATVの荷台に患者を乗せて、別の救急車が待機しているビーチを横断する計画だった。
ホノルル市交通サービス局(DOT)は、橋を再開通させることもできるが、橋の再開通には数分かかるため、一分一秒を争う緊急対応には命取りになる可能性があった。EMSによると、閉鎖時間中、このエリアへの出動要請はなかったが、万一に備えて準備しておいてよかったという。
また今回、救急サービスとは別に、住民は橋のワイアナエ側にあらかじめ車を停めておき、シャトルバスで西マカハ側の自宅まで行くことができた。
なお、同様の工事作業が、11月下旬に別の区間で予定されている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.10.4)