【ハワイニュース】劇団「ダイアモンド・ヘッド・シアター」の本拠地 70年の歴史に幕
マカプウ・アベニューにあるルガー劇場は、ハワイの演劇ファンにとってダイアモンド・ヘッドシアターの演劇を鑑賞する大切な場所だった。
70年にわたって演劇ファンを楽しませてきた歴史ある劇場は2日に最後のカーテンを下ろしたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
最後のパフォーマンスは1930年代のミュージカル「エニシング・ゴーズ(Anything Goes)」だった。
最後の公演の後、劇団のアートディレクターを務めるジョン・ランパーニュ氏と、代表のディーナ・ドレイ氏が、出演俳優たちとともに舞台に立ち、シャンパンで乾杯をした。
その後、劇団出身で現在はブロードウェイで活躍しているロレッタ・エーブルズさんのパフォーマンスが行われ、元ミス・ハワイのキャシー・フォイさんがステージに立って、観客とキャストが一体となり「ハワイ・アロハ 」を合唱した。
劇団の歴史は古い。
前身である「フットライツ」という演劇グループが1915年に設立され、その後1934年にホノルル・コミュニティー・シアターとなり、1990年に現在のダイアモンド・ヘッド・シアターとして長い間ホノルルで演劇活動をしている。
ルガー劇場は、元々1930年代に軍隊の映画館として陸軍によって建設された建物だが、1952年から劇団の本拠地として使用されてきた。
今後、同劇団は、隣に新築された近代的な劇場で活動をすることになっている。
新劇場の幕開けとして、来年1月に「シンデレラ」が催される予定だ。
劇団のこれからの活動についての詳細はこちらから。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.4)