【ハワイニュース】マウイ島で化学物質ベースの日焼け止め禁止令 12月からハワイ島でも
マウイ島では10月1日から、ミネラル成分ベース以外の日焼け止めの使用、販売、配布が禁止されることになったとKHON2が伝えている。
ハワイ州では、オキシベンゾン(Oxybenzone)とオクティノクサイト(Octinoxate)が海洋生態系に悪影響を与えるとして、これらが配合されている日焼け止め剤(サンスクリーン)は2021年から禁止されている。
しかし、マウイ島ではさらに一歩進め、島の条例により、化学薬品ベースの全ての日焼け止めが禁止され、ミネラル成分ベースのものだけが認められることになった。
条例に違反した場合、警告、さらには最高1,000ドルの罰金が科されることになるという。
この条例を提出したケリー・キング議員は、「州法で禁止された2種類の化学薬品は代表的なものであるだけで、この2つを別の化学物質と入れ替えることができてしまうので、あまり意味がない」と述べている。
「観光客がビーチで使用している日焼け止めのラベルを警察官がチェックして回るというようなことにはならないだろうが、小売店や卸業者には新しい条例に注意してもらいたい。同一の観光客が個人的なサンスクリーンの使用で、1度警告を受け、さらに同じ場所で2度目の警告となり罰金チケットを発行されるということはほとんどないだろうが、取り扱っている店舗では取締りが行われる可能性がある。店でそのようなサンスクリーンが購入できなくなれば、結果としてハワイの海の生態系に大きな違いを生むと信じている」
同様の条例が、ハワイ島でも12月1日から施行される。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.3)