NTSB、墜落貨物機の残骸収集作業を開始 10月9日から
貨物航空会社トランスエアのボーイング737貨物機が7月、エンジントラブルが原因でホノルル沖に墜落した事故で、国家運輸安全委員会(NTSB)は29日、海底に沈んだ機体の残骸収集作業を進めるため、調査チームを派遣したと発表した。作業は10月9日頃から開始予定で、遠隔操作無人探査機やクレーン付きの艀を備えた船が用いられるという。残骸には飛行データやコックピットの音声が録音されたブラックボックスなど、事故原因などの情報収集に重要なものが含まれているという。貨物機を操縦していたパイロット2人は沿岸警備隊によって海面から引き上げられ、無事救助された。貨物機の胴体は2つに割れ、深水約350~450フィート(107~137メートル )、海岸から2マイル(3.2キロ)の距離に沈没した。ローデス・アビエーションが運営するトランスエアは現在、連邦規制当局から営業停止処分を受けている。
写真: Theodore Trimmer / Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.30)
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