ハンディ・バン 料金値上げ検討
身体障害者の移動手段として活躍しているハンディ・バンだが、利用料金の値上げが検討されているとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
9月29日、ホノルル市による料金委員会で利用料金の値上げに対する公聴会が開かれた。
提案されている料金は、現在の2ドルから25セント高い2.25ドルだ。
ハンディ・バンの料金が最後に値上げされたのは2001年で、それ以来19年間のサービスに対する費用の増加をカバーするためにも市当局は値上げが必要だとしている。
しかしながら利用者には多くの低所得者がいるために、この値上げで生活が苦しくなると主張する人々がいる。
身体障害者をサポートする団体からは「2001年から値上げされていない中で値上げの必要性は認めるが、今は値上げするときではない。新型コロナウィルスで景気が悪い時の値上げは厳しい」と反対の声が上がっている。
一方市当局は、2019年のハンディ・バンの運営コストのうち、利用料金で賄われているのはたった4.5%に過ぎないとしている。
委員会ではさらに検討を重ね、早ければ10月13日に行なわれる予定の次のミーティングで採決となる予定だ。
委員会の決定はホノルル市議会への助言として提出されるが、最終的な決定は市議会によって行なわれる。
(日刊サン 2020.9.30)
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