日本の緊急事態宣言解除 ハワイ州観光局、日本人旅行客増加に期待
日本では、新型コロナワクチンの接種率が上昇し、新規感染者数が減少傾向にある。これに伴い、日本政府は徐々にコロナ禍の規制を緩和しており、10月1日からはコロナ関連の緊急事態宣言が全国的に解除される。ハワイ州観光当局は、この状況が日本人旅行客の増加に繋がるのではないかとの期待感を示しているとKHON2が報じている。
ハワイツーリストジャパンのマネージングディレクター、エリック・タカハタ氏は「日本からハワイへの旅行者は毎年170万人に上り、旅行者1人の1日あたりの平均支出額は約250ドルになる。彼らは観光客として莫大な経済的価値があるだけでなく、世界中からの旅行者の中で最もハワイの文化や資源を尊重し、ハワイに敬意を表する人々として知られている」と述べた。
一方、日本人観光客増加に向けての課題の1つに日本政府が定めている旅行制限がある。ハワイ大学旅行産業管理学科のジェリー・アグルサ教授は「日本人がハワイを訪問するには、ワクチン接種済みであってもPCR検査を受ける必要がある。日本への帰国後は14日間の自宅待機が求められている上、別のP C R検査を受ける必要がある」と述べた。
日本政府は現在、帰国後の14日間の自宅待機期間を10日間に短縮することを検討している。ハワイツーリストジャパンは「今年の年末年始には日本人観光客が戻って来るのではないか」と期待感を示している。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.29)
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