77回逮捕された男 再び逮捕 マウイ島
マウイ島ワイルクに住むマーカス・ルジエロ(56歳)は現在、過失傷害、飲酒運転、無謀運転およびその他の罪で警察に拘置されている。
マウイ警察によると、25日(土曜)の早朝、ルジエロはラハイナ・バイパスを無謀運転しているところを発見され警察が追跡を開始したが、ルジエロは止まらずに猛スピードで逃げたため、公衆安全の観点から追跡は中止された。
その後午後6時ごろ、ルジエロはワイルクの街を運転していたところ、ホノアピイラニ・ハイウェイ沿いをジョギングしていた男性にぶつかり、救助をせずに逃げ去った。
ちょうどその現場に居合わせた非番の警官が事故を目撃しており、負傷者の救助に当たったという。
負傷した27歳の男性は命に別状はないものの病院で治療を受けている。
ルジエロはその後も運転を続け、ハナ・ハイウェイを通ってパイア方面へ移動し、マケナで次の事故を起こした。
ラ・ペルース湾の駐車場で駐車されていた車にぶつかったのだが、警察が周囲を囲んだため、やっと逮捕に至った。
逮捕時にルジエロは飲酒による酩酊状態だったという。
ルジエロは今回の一連の行為により12件の罪で起訴されることになっているが、彼は過去に77回の逮捕歴があり、そのうち58回の有罪判決を受けている。
その内、15回は重罪、24回は軽犯罪、19回は違反刑だ。
ルジエロは今回の逮捕時に、以前に犯した殺人未遂、無免許運転、無謀運転、停止命令違反の罪で保釈中の状態だったためその保釈は取り消され、新たに保釈金264,000ドルが設定され、現在は拘置所にいる。
マウイ警察交通局のハンキンス副局長は「今回の逮捕は全てのパトロール警官の協力の賜物です。ルジエロ氏の運転によって誰も死者が出なかったことは奇跡以外の何者でもありません」と述べている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.27)
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