ハワイの家電商品 品薄に加えて値上げ
今ハワイでは様々なものが品薄で手に入らない状態だ。
冷蔵庫や洗濯機などの家電商品、家具、建築資材などから日用品まで、多くの商品に関して手に入れるのに時間がかかるという。
それは単にアメリカ本土からハワイへの輸送に時間がかかるというだけではなく、パンデミックのために製造業者が十分な商品の製造を行っていないことが原因だとKHONが伝えている。
ハワイ小売業の専門家ティーナ・ヤマキ氏によると「衣服から電化製品、家庭用品まで、あらゆるものの輸送に今までより時間がかかっています」
家電専門店を経営するクレイグ・ワショフスキー氏は「家電製品に対する需要は非常に高くなっています。家具やカーペットなども同様です。通常家電製品はハワイに到着するまで3週間から4週間かかるのですが、今では10週間から12週間かかります。そして原材料や、製造費、輸送費など全てが値上がりしているので、それは商品の価格に反映されることになります」と述べている。
「実際、こんな値上げは需要が非常に高かった2008年から2009年以来のことです。価格はどんどん上がっています」
もし家電製品を買い替える必要があるなら、たとえ希望の色やモデルでなくても今手に入るものを手に入れておいた方が賢明だという。
ヤマキ氏も「店にあるなら即買うことをお勧めします。セールになったら買おうとか、もう少し待ってから買おうと思って待つことは得策ではありません。値上がりする可能性があります」と述べている。
この状態があとどのくらい続くのか不明だが、クリスマスシーズンまでに好転することはないと見られている。
ヤマキ氏は「クリスマス商戦に関しては、多くの人々が毎年ギリギリまで待って買い物をする傾向にあります。直前になると、在庫を抱えたくない店側が値引きをしてセールを始めるからです。でも今年はそういうことにはなりそうもありません」と述べている。
今年のクリスマス・ショッピングは少し厳しいものになりそうだ。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.28)
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