数億円の価値があるとされる膨大なウィスキーのコレクションがもうすぐオークションにかけられるとフォックスニュースが伝えている。

総数およそ9000本というコレクションの持ち主のフルネームは明らかにされていないが、パットさんという男性だ。

パットさんによると、そもそも世界的なコレクションを作ろうと思っていたわけではないという。

友人や家族とともに味わうためだったが、長い月日をかけてどんどんウィスキーが増えていって、最終的に9000本になった。

「私は気取ってウィスキーのウンチクを語るタイプではなくて、実際に飲んで楽しむ人間だ。いいウィスキーは至る所にあって、価格も様々、良さも様々だ。シングルモルトやブレンド、原材料の種類も多岐にわたっているのも私のコレクションの特徴だ。多くのボトルは既に稀少価値のあるものだ。私はいい時に収集を始めて幸運だった」

パットさんのコレクションの中でも特に注目を集めているのは日本の軽井沢蒸溜所（かつてメルシャンが所有していたモルトウィスキーの蒸溜所。既に閉鎖され、その希少性と味わいが世界的に再評価されて、非常に入手困難な銘柄）や羽生蒸溜所（2000年に最後の蒸留が行われた希少価値の高い銘柄）だという。

およそ5億円の価値があると言われる9000本のウィスキー、しまっておくだけでも大きな倉庫が必要だ。