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【世界のこぼれ話】トンガの海底火山噴火で新しい島が誕生

太平洋南西部に新しい島が生まれているとKHON2が伝えている。

NASA地球観測所によると、ニュージーランドからトンガまで伸びる大西洋の海底には、世界で最も密度の高い海底火山があり、その一つが10日に活動を開始したという。

火山活動が活発となったのは、中央トンガ諸島にある海底火山「ホームリーフ火山」で、溶岩が噴出し始めている。

噴火開始11時間後に、新しい島が海上に姿を現した。

トンガ地質局は22日、新しい島は現在も成長を続けており、20日までに24千平方メートル(およそ6エーカー)に達していると発表し、「火山活動により、地域を飛行する航空機やババウとハアパイの住民の生活にも影響が出ている。過去24時間では目に見える火山灰は報告されていないが、トンガ諸島の住民に対しては、追って通達が出るまで、ホームリーフから4キロ以上航行しないよう推奨している」と述べている。

NASAによると、海底火山によって生まれた島は短命であることがほとんどだが、時には数年にわたって継続することもあるという。

例えば、2020年にラテイキ火山12日間にわたる噴火で生まれた島は2カ月で波に流されたが、同じラテイキ火山が1995年に噴火してできた島は20年以上残ったという記録がある。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2022.9.23)

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