公立高校でスポーツ活動再開 ワクチン接種完了者のみ
ハワイ州教育局が州内の公立高校におけるスポーツ活動を再開する計画を進めているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
新型コロナウィルスの感染が拡大して以来、およそ35,000人と言われる高校生スポーツ選手は活動を停止している状態だが、ワクチン接種を完了していればもうすぐ再開できる見通しだ。
8月に新学期が始まってすでに1カ月以上経っているが、選手たちとともに保護者も今回の活動再開のニュースを喜んでいるという。
息子がレイレフア高校でアメリカンフットボールをしているゲイルさんは「子供がプレーを再開できることを本当に嬉しく思っています」と述べている。
息子のゲイブさんは2年近く活動ができなかったが、やっとプレーできる時が来たのだ。
ゲイブさんは「2年生の年に選手に選ばれたのですが、パンデミックで活動が中止になりました。大学のコーチの目に留まるよう、最後の年を今から頑張りたいと思っています」という。
学校でのスポーツ活動を再開するためには、高校スポーツ選手たちは8月20日までに1回目のワクチン接種を終了し、その3週間以上後に2回目の接種を受けた証明を提出しなければならない。
どれだけの高校生スポーツ選手がワクチン接種を完了しているのかについては、それぞれの高校のコーチが生徒たちからカードの提示を確認してみなければわからないものの、高校スポーツ関係者たちはワクチン必須の条件があっても今年スポーツ活動が再開されることを歓迎しているという。
ハワイ高校スポーツ協会のクリス・チュン氏は「特にスポーツ推薦での大学進学を希望している選手たちにとっては、昨年1年何もできなかったため、この秋の活躍で全てが決まるのです」と述べている。
ただし、試合は無観客で行われることになっている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.23)
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