ホノルル・チャイナタウンにて長い間愛され続けてきた中華肉店「ナム・フォン(Nam Fong)」が24日(日)に閉店することをホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ナム・フォンは1988年にオーナーシェフのディラン・ツン氏によって創業された。ローストダックやローストポークが人気で、特に子豚の手焼きはハワイ州内で唯一この店で提供されてきた。
ディラン氏の息子であるドミニク・ツン氏によると、約35年のビジネスを経て、ディラン氏は激しい仕事による負担の増大を感じ始め、何度か肩を痛めた後、今年の1月に引退の必要性を感じ始めたという。今年2月、ドミニク氏は消防士の仕事を休んで店を手伝うようになったが、6月までにディラン氏は決断を下し、9月24日(日)の閉店を宣言するお知らせを掲示した。
それ以来ナム・フォン閉店のニュースは口コミで広がり、人気のローストダックを食べ納めようと多くの常連客が訪れている。朝早い時間でもローストダックの注文は1時間待ちで、手に入れられずに店を後にする人も出ているという。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.22)