バイデン政権は、新しい家庭用新型コロナ検査キットの製造に6億ドルの資金を提供し、一世帯あたり4回まで無料(送料含む)で注文できるウェブサイトを再開すると発表した。検査キットの申し込みは25日(月)から開始され、米国郵政公社(USPS)によって配達されるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
今回の無料配布は、一般的に寒い時期にコロナウイルス感染者が増加することを踏まえ、検査キットが不足する可能性を防ぐのが目的だ。
保健福祉省(HHS)は、7つの州で数百人を雇用している12のメーカーが資金を獲得し、オンラインで注文された検査の需要を満たすのに十分な量の検査キットを生産するのに加え、政府用の連邦備蓄を補充するために2億の市販検査を生産する予定だとしている。
HHSの準備対応担当のドーン・オコネル次官補は、ウェブサイトはこれから訪れる秋冬のホリデーシーズン中も注文を受け付ける機能を維持し、「症例が増え始めたら、サイトにアクセスできる期間をさらに延ばす」と述べた。同氏は、今後も需要があれば無料提供を行いたいと述べつつ、「しかし現時点での焦点は、休暇を乗り切り、感謝祭におばあちゃんに会いに行く人々が検査を受けられるようにすることだ」と語っている。
この検査キットは現在広がっている新型コロナ亜種を検出するためのもので、年内の使用を予定しているが、有効期限の延長についての説明書も含まれているという。
HHSのザビエル・ベセラ長官は、「バイデン・ハリス政権は、米国内製造業者と協力し、海外製造への依存を減らすことで、米国のサプライチェーンの脆弱性に対処し、大きな前進を遂げた」と述べた。
検査キットの申し込みはこちら。
https://www.covid.gov/tests
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.22)