ペットの犬を救うためにワニと戦った74歳女性 フロリダ州
フロリダ州ボカ・ラトンに住むスーザン・マルシアーノさん(74歳)は、ペットの犬ナルと近くの公園に散歩に出掛けた。
公園内にある湖の近くでリードを外して犬を遊ばせていた時に、湖の中に黒い影が動いたのに気がついた。
その黒い影は、6フィート(およそ180センチ)もあるワニだった。
スーザンさんは「心臓が止まりそうになりました」という。
あっという間にワニは犬を口に加えたのだが、そのワニに74歳のスーザンさんが立ち向かったのだ。
スーザンさんがワニの上に全体重をかけて覆いかぶさったため、驚いたワニはスーザンさんを噛むために口を開き、犬は逃げることができたが、スーザンさんはワニに手を噛まれて、救急病院で5針縫う怪我をした。
「何も考えてはいませんでした。ナルを助けなければと思っだだけです。手を噛まれたときはあまりに必死だったので痛みも感じませんでした」
犬のナルは腹部と太腿を噛まれていたため動物病院で2時間の手術を受けたが、無事助かった。
フロリダ州の統計によると、過去10年間でワニによる攻撃で怪我をして病院で治療を受けた人は年間平均7人だということだ。
シェアする
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.22)