性的行為を目的に13歳少年になりすました男 禁固11年の実刑判決
アメリカ連邦裁判所ハワイ支部は、21日、ニール・ボス・マグニシ(39歳)に対し、不法な性的行為を目的として13歳少年になりすました罪とチャイルド・ポルノ所持の罪で禁固11年の実刑判決を言い渡したとKHONが伝えている。
スーザン・モロウェイ裁判長は、ボス・マグニシに対し、刑期終了後の5年間は監視付きとなること、および、犠牲者2人に6,000ドルの賠償金を払うことを命じた。
裁判記録によると、性犯罪者としてすでに登録されていたボス・マグニシは2019年3月にオンラインのデートアプリに13歳少年としてプロフィールを作成し、少年たちとテキスト・メッセージやオンライン・チャットなどを通してやりとりを繰り返していた。
しかしその中の1人の少年は実は覆面捜査官だった。
ボス・アグニシはその少年(実は覆面捜査官)と性的関係を持つためにカポレイ・ショッピングセンターで会う約束をし、今回の逮捕に至った。
その後、当局によってボス・アグニシの自宅の捜索が行われ、所持していたコンピューターからチャイルドポルノのビデオファイル93個、写真224枚が発見された。
それらの中には8歳の子供たちのものもあったという。
連邦検察局のジュディス・フィリップス検事は「携帯アプリやソーシャルメディアを利用してハワイの子供たちを餌食にしようと企む犯罪者と戦うために、連邦と州の関係機関が協力して今回の起訴となりました。犯罪者たちは様々な形態の電子メディアを利用して子供たちを狙っています。我々は、社会の中で弱い立場にある子供たちを守るために引き続き警戒をしていきます」と述べている。
連邦司法省が中心となり、2006年5月に児童の性的搾取と虐待と戦うために「安全な子供時代プロジェクト(Project Safe Childhood)」が発足しており、今回の摘発はその一環として、国土安全保障省とハワイ州の「子供に対するインターネット犯罪対策班」によって捜査が行われ、連邦検察局のグレッグ・パリス・イェーツ検事によって起訴されたものである。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.22)
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