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家が燃えてしまった夜にプロポーズ

家が燃えてしまった夜にプロポーズ

ショーン・マシューさんと恋人のケリー・スタンレーさんはノースカロライナ州フキー・バリナにある一軒家に住んでいた。

4日、2人が出かけていた時に近所に住む人から電話があり、「あなたたちの家が燃えてるわ!」と言われた。

家の中には13歳になる犬のメンフィスが残されている。

即座にショーンさんはその人にガレージの暗証番号と犬が中にいることを伝えて帰路に着いた。

近所の人々が集まって犬を救い出し、爆発を防ぐためにガス管を閉じ、消防隊が到着するまでの間に庭用ホースで懸命に消火活動に当たってくれた。

ショーンさんたちが車で家に向かっていると遠くからも黒い煙が見えていたが、現場に到着すると多くの近隣住民が集まって放水してくれていた姿に感動したという。

犬は助け出されたものの、家の大部分は燃えてしまった。

消火活動が終了し、家の中に入って物を持ち出すことが許された時にショーンさんは金庫に入れてあった婚約指輪が無事だったことにホッとした。

もうすぐプロポーズをする予定で指輪を購入していたのだ。

「犬のメンフィスと車と指輪しか残っていない状況で、これから先どうしようと呆然としました」

ふたりの周囲には心配して集まった近隣住人がたくさんいて、励ましてくれていた。

ショーンさんは集まった人々に対して救助活動に対するお礼の言葉を述べた後、ケリーさんに向かって片膝をつき「結婚してください」と指輪を差し出した。

これから何ヶ月も、下手をすれば1年以上家に戻ることはできないだろう。

そのような状況を恋人としてではなく、フィアンセとして共に立ち向かいたいと思ったからだ。

思わぬ展開に人々は驚いたが「家が燃えてしまって気の毒だが、おめでとう」と祝福の言葉を送ったとフォックス・ニュースが伝えている。

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写真 : Shutterstock.com

(日刊サン 2021.09.21)

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