ホノルル市長 大人数集まりの規制10月19日まで延長を発表
リック・ブランジャルディ市長は20日に行われた会見で、ウェディングや葬式なども含めた大人数の集まりの禁止措置を10月19日まで延長すると発表したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
市長は、ここ数週間の新規感染数は減少傾向にあるものの、まだ安心できる状況ではないとしている。
ただし、正しい方向へ移行していることは確かで、10月19日以前に数値が劇的に減少した場合には措置を解除することもあると述べている。
現時点では屋内では10人まで屋外では25人までに制限されている。
この延長措置の発表を受けて、イベント開催業者やウェディング関係者からは反対の声が上がっており、プロフェッショナルが運営する社会的集まりに対しては許可するように求めている。
また、市長は、感染数などの数値によって規制を行ったり解除を行い、段階を決定する市の経済再生計画を取りやめることを発表した。
その代わりとして、社会的集まりのサイズや収容人数の制限などを含め、より柔軟に対応する対応計画を実施する予定だという。
詳細は今後発表されることになる。
現在行われている、レストランやバー、スポーツジムや映画館などの一部の施設の利用の際にワクチン接種カードの提示を求める「セーフ・アクセス・オアフ」プログラムについてはこのまま実施を続ける。
市長は会見で「できれば全ての制限を撤廃したいと思いますが、今はまだその段階にきていません。しかし、ワクチン接種を受けた人数は増加しており、接種を求める我々に対してコミュニティーもよく対応してくれています。我々は規制撤廃に向かって一丸となり進んでいるのです」と述べている。
ホノルル市では今週末にワイキキで予定されていたハワイアン・ロングボード・チャンピオンシップなどの大きなスポーツイベントに対して許可を出していない。
日曜日のフイ・ワア・アウトリガー・カヌーレース主催者も開催許可について市側から回答をもらっていないという。
ハワイ大学のアメリカンフットボールの試合については商業イベントとみなされ、無観客で開催が許可されている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.21)
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