ハワイ州内の島間コンテナ輸送を大きく手掛けるヤング・ブラザーズが今月に入ってから46％も料金を値上げした。

これにより隣島からの物品の値段も上がるだろうとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

46％値上げされた運賃の請求書は未だ取引先には届いていないものの、値上げは実際に行われていることが確認されている。

マウイ島で２軒の日曜大工用品を扱う店舗を経営するデービッド・マーズ氏は「今回の運賃値上げで、マウイ島以外からの取引先からの商品については値上げをせざるを得ないだろう」と述べている。

「注文した商品が届いたら、請求書には値上がりした送料が載ってくるだろう。そうなったら商品の値段をあげる」

オアフ島を中心に農畜産物を出荷しているマウイ島の農畜産物にも大打撃だという。

ヤング・ブラザーズは新型コロナウィルス感染前のスケジュールで輸送を再開しているが、これは値上げを承認する条件としてハワイ公共事業委員会が要求したものだ。

今回の値上げでヤング・ブラザーズは2,700万ドルの収益が見込まれているが、財政難に陥っている同社では最低でも3,000万ドルが必要だとしている。