腰パン、腰履きなどと呼ばれるファッション、下着が見えるほどズボンをずり下ろして履くファッションだ。

アメリカでは「saggy pants」というヒップホップ系ファッションとして数十年にわたって知られている。

フロリダ州マイアミにほど近いオパロカという市では、今から13年前の2007年にこの腰パンを禁止する条例が制定された。

それ以来、この市ではパンツをずり下ろして履いていると条例違反として罰金を支払うことになり、市内の至る所に腰パン禁止の標識が建てられていた。

ところが今年9月の市議会でこの条例が撤廃されることになったとスカイニュースが伝えている。

副市長のクリス・デイビス氏もこの条例の撤廃に賛成で「私はこの条例に、市民としても副市長としても賛成したことはない」と述べている。

「市の人口の一定数を占める若いアフリカ系アメリカ男性にとって、この条例は不公平だ」

人権団体であるアメリカン・シビル・リバティ・ユニオンは、この腰パン禁止条例を「公共資源の無駄使い」だとし、腰パンは被害者が出るような悪い行ないでもないのに不当に厳しい罰則をアフリカ系の若者に与えていたと非難した。

腰パンに罰金なんて確かにおかしいけれど、カッコいいと思うかどうかは人それぞれ。

ただ歩きにくそうに見える。。。