クリスマスの時期になると、様々な店舗の前には赤いケトルが立ち、ベルの音が鳴り響く。

おなじみのサルベーション・アーミーのクリスマス募金だ。

しかし今年は新型コロナウィルスでこのクリスマス風景は見られないとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

しかしコロナによる経済的な打撃は大きく、地域コミュニティでは支援を必要としている人々が予想もできないほど多くいるとされる。

そこでサルベーション・アーミーでは通常11月から開始されるクリスマス募金活動をバーチャルですでに開始したという。

「クリスマスを救え（Rescue Christmas）」というテーマだ。

サルベーション・アーミーのハワイでの担当リーダーであるジェフ・マーティン氏によると「いつもの年のように募金が集まらないとしても、我々は人々のニーズに応えなければならない。クリスマスのプレゼントだけでなく、今年は食料や生活必需品などのニーズも増加しているために、9月からの募金活動開始となった。今年ほど需要が多く、供給が少ない年はないだろう」

サルベーション・アーミーでは無料の食事の配給をずっと行なってきているが、昨年同時期と比べて156％の増加が見られるという。

クリスマス募金は、高齢者や子供たちを中心に全ての人がクリスマスプレゼントと食事を受け取って、クリスマスの明るい雰囲気を味わうことができるようにという目的で行われるが、サルベーション・アーミーでの年間活動の大切な資金源でもある。

昨年ハワイでは70万ドルの募金が集まった。

今年のバーチャルでのクリスマス募金はこちらから。