米国消費者製品安全委員会(CPSC)とバッファローゲームズ社は、乳児が死亡したことを受け、ターゲット社で販売された「チャックル&ロアー・アルティメット・ウォータービーズ・アクティビティ・キット」約5万2000個のリコールを発表した。
KHON2の報道によると、このおもちゃを飲み込んでしまった場合、ウォータービーズが子どもの体内で膨張し、食道封鎖や窒息、腸閉塞を引き起こす危険性があるという。CPSCによれば、激しい不快感や嘔吐、脱水症状を引き起こし、最悪の場合は死に至る可能性があるという。
実際に、今年7月、ウォータービーズを飲み込んだ生後10カ月の乳児が亡くなっており、これを受けて今回のリコールとなった。同社はまた、2022年11月に、ウォータービーズを飲み込んで重体となった9カ月の乳児の報告も受けている。この乳児は腸閉塞を起こし、ビーズを取り除く手術が必要となった。
CPSCは、消費者はリコールされたウォータービーズ・キットの使用を直ちに中止し、子どもから遠ざけるべきだと述べている。また、バッファローゲームズ社に連絡すれば、全額返金と返品方法の説明を受けることができる。
今回リコールの対象である「チャックル&ロアー・アルティメット・ウォータービーズ・アクティビティ・キット」は紫色の容器に入っており、ラベルには 「Ultimate Water Beads Activity Kit」と記載されている。
このキットには2オンスの「ジャンボ」ウォータービーズと6オンスの「レギュラー」ウォータービーズが含まれているほか、透明な容器と蓋、小さな魚のおもちゃ5個、シザースコップ、ピンセット、取っ手付きスコップ、アクティビティカード10枚、説明書も付属している。
紫色の箱の裏にはUPC番号079346627035が印字されている。リコール対象キットは、2022年3月から2022年11月までの間、全国のターゲット店舗およびTarget.comのオンラインストアでのみ、約15ドルで販売されていた。
バッファローゲームズ社への問い合わせは、トールフリー800-637-0732(米国東部標準時間、月曜から金曜の午前9時から午後4時30分まで)、Eメール([email protected] またはウェブサイト https://chuckleandroar.com/recall または www.chuckleandroar.com で受け付けている。ウェブサイトでは、ページ上部にある「Recall Information」をクリックする。
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